社内タイ語事情 1年に30日、病気で休むのは・・・
日本人経営者として、タイ人従業員の欠勤というのは、小さな会社にとっては、かなり頭を悩ませることかも知れません。例えば、タイの労働局の基準法では「1年に30日以内の病欠ができる」というくだりがあります。
その通り、30日ほど休まれたら、経営者としてはたいへんでしょう。でも、タイではよくあるように朝、急におなかが痛い!ということは起こり得ます。本当かどうかは別にして。
これだけ辛いもの好きのタイ人ですから、おなかが痛い、下痢気味、調子が悪い、などという状況はすぐにつくれます。
この「1年で30日以内の病欠」というのは、ラープアイというタイ語で表します。ラーは前回出てきたラーオーク「辞職」のラーで「別れる」、プアイは「病む」。
しかし、このラープアイは従業員が言うままに休めるのでしょうか。朝、おなかが痛い!これはしょうがありません。「次の日に来るときに医者の診断書を持ってきなさい」と義務づけることも、それは無理です。おなかが痛いわけですから医者にも行けません。
寝て安静にして翌日、出勤するのが賢明です。ということで、医者の診断書がなくてもラープアイを認めなくてはなりません。欠勤する朝には会社に連絡すること、というのがせめてものしばりでしょうか。
さて、ここで問題なのは仮病でしょう。しかしこれはもう信用するしかない、というか防衛できないものでしょう。ですから、ある会社でこのラープアイに対して、3日連続でラープアイをする場合は医者の診断書をのちに持ってくる、と規定していたり、あるいは1年で何日ラープアイしたかによって、それはボーナスの査定の際に検討事項となる、など。それくらいが対抗策といえるのでしょう。
続いて同じくラーを用いた欠勤に関してラーキットというのがあります。これもタイ語では結構あいまいな表現なんですが、ラーは「別れる」キットは「用事」いわゆる「私用での欠勤」ということですが、この判断が難しい、というか判断の仕様がない。だから従業員が言うままの処理になってしまいます。
例えば、「身分証明証を新しいのに更新しに行く」といえば慣れない公的機関におもむき、あれやこれやと1日がかりの私事となるかも知れません。主には公的機関での処理などが、この私用での欠勤ですが、最終的には事前に申し出ておいて、欠勤するという形になります。
ある会社ではこのラーキットを年間6日まで認めていて、それを越えた場合は、給料から天引きされるなど、そのようなケースが多いでしょう。
これらはもう従業員との信頼関係・・・・というか仕事に対する姿勢ということになるのでしょう。しかしやはり、1年で30日近く病気で休まれる、ということになれば、勤続1年未満なら1ヵ月分、1年以上なら3ヵ月分を支払って、やめてもらった方がよい、という判断になるかも知れません。
(T)
2011年2月5日 タイ自由ランド掲載
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