日本人のビザ取得、更新担当官の裁量が一掃される
タイで働く日本人は普通、ノンイミグラントのBビザという種類の長期滞在ビザを取って、その上に労働許可証(WP)を取っています。BOIの認可を受けている企業は、ワンストップサービスで、このBビザ、WPを取得できるのですが、それ以外の普通の会社の場合は、それぞれイミグレーションと労働局で取得し、更新することになります。
バンコクの日本人でいうと、このBOI関連と、そうでない人の割合はどれくらいでしょうか。BOIが全体の4割ほどはいるでしょうか。
残りの6割の人は、Bビザに関してはチェンワッタナのイミグレーションで手続きをします。そのほか、ロングステイのビザや結婚ビザ、リエントリーパーミット(再入国許可)、90日のレポートなども、こちらで処理をします。
ところで、この2月1日より、チェンワッタナのイミグレーション内の異動等があり、審査が厳しくなったというので、ちょっと見に行ってきました。
渋滞のチェンワッタナ通りから入ると、総合庁舎がいくつかあり、その1つのりっぱな庁舎にイミグレーションが入っています。その庁舎のそばの路上に駐車するのですが、「レッカー車が来たらどうするの?ちゃんと庁舎の駐車場に入れた方がいいんじゃない?」とドライバーに言うと、そこは職員ら関係者しか入れないとのこと。「エ~、外来者は路上駐車?」で・す・か。
庁舎を入るとすぐにイミグレーションがあり、わかりやすい。入り口はせまくて、それをすり抜けて行きます。慣れた人ならわかるでしょうが、初めての人は少しとまどいますね。申請書をもらって、それに書いて、そして移動して、順番待ちの紙をもらいます。その紙も、目的別にいろいろあるので、ちゃんと自分の目的に合った紙をもらわなくてはならない。その後、その担当部署に移動してそこで順番待ち。
「90日のレポート」のセクションは入って右奥にあり、ツーリストビザ延長のセクションや、家族ビザのセクション、そして一番奥に働く人のためのBビザのセクションがあります。
「以前、来た時もこんな感じでしたよ」と日本人でビザの更新に来た人が言います。そう、きっと以前とこの2月から何が変わったのか、ただ見ただけではわからないのでしょう。しかし、担当官の規律や審査の部分で大きく変わったのです。それは特に業者向けに大きなインパクトがあるのかもしれません。何冊もパスポートを手に持って歩いている人、担当官が審査している最中に割り込んで入ってきて、話をして、申請書をそのまま出して済ましてしまう人などを見たことがあるかもしれません。
そういう部分が一掃されたのです。
今まで担当官の裁量でOKだった部分が2月1日より一切ダメになりました。例えばどういうものかというと、
①Bビザのタイ国内での切り替え。もちろん、大卒の英文証明書をタイの日本大使館でハンコをもらい、提出すれば切り替えはできますが、その後、イミグレーションの見回りを受けるかも知れません。そこで働いているとアウト。まだ労働許可証を持っていないわけですから、働いてはいけないとなります。そんなリスクがあるわけです。ですから一番リスクがないのはタイの国外でBビザを取ってくること。
本紙48ページにのっている「ALL JAPAN」や「アジアビザツアー」で申し込むのがよい。
②ロングステイビザや結婚ビザに必要な本人の預金について。(2面につづく)
「預金がない人もご相談ください」という広告を見たことがあるかも知れませんが、それができなくなりました。簡単にいうと、3ヵ月間、本人の口座に80万バーツ以上、預金がないと一切、更新できない、ということです。
③ 業者にたのんでいる会社などは、年1回の更新の際の出頭を回避していたのですが、それが一切ダメになりました。本人が行かなくてはなりません。まあ、年1回、出向いて結構、じゃまくさい更新の手続きを体験し、「ビザをタイ王国から出してもらっているんだなあ」と感じるのもよいかも知れませんが、正直なところ、1回来たら、もう5年くらい来たくないという気もしますね。
そのほか、業者の割り込み申請の禁止。書類が揃っていないので、その分を担当官の裁量で、というのも禁止。
聞くところによると、私服の担当官がイミグレーションの中を見張っており、「袖の下」を担当官に出した人が即、別室へ、というのを目撃した人もいます。
今回、厳しくなったのは、インラック政権によるワイロ撲滅!という見方や、政権の交代などによる、イミグレーションの局内での利権争い、という見方があります。
いずれにせよ、以前はちゃんとルールを守ってやっていた時期がありましたがいつしか、「担当官の裁量」の部分が増幅してきたように感じましたが、その部分が改められた、と考えると、正常にもどったともいえるでしょう。それはそれで、すばらしいことではあるでしょう。
この正常な規律と審査がいつまで続くかはわかりませんが、同じ警察官でも交通警官などのワイロ撲滅など、社会全体で「正しい規律と審査」が行われるようになることを期待しましょう。
2012年2月5日 タイ自由ランド掲載
料理店一覧
会社概要
起業、会社設立
各業務のカテゴリー
賃貸アパート物件情報
賃貸オフィス、工場仲介
店舗物件仲介
新規コンドミニアム
食材卸、店舗内装、工事
業務用食材、お酒
起業、会社設立、税金、会計
求人、求職
イタリア料理、フランス料理、ドイツ料理、ギリシャ料理、スペン料理など
シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、レバノン、イランなどの料理店
日本料理店
焼肉店
韓国料理店
タイ料理店
中国料理店
フュージョン
ラーメン、中華
居酒屋さん
宴会によい日本料理店
喫茶、スイーツ、ケーキ
スナック、カラオケ、バー
ネット、インターネット、seo
パソコン購入、修理、IT、ソフトウェア
バンコクの開発
ペット、子犬
メガネ
リサイクルショップ
レンタカー
仕立て、スーツ
催し、イベント
芸能、コンサート
医療、健康、漢方
病院、薬局、薬
学習塾、進学塾、子どもの教育
弁護士、裁判、法律
タイ語の通訳、翻訳
引越し
携帯、スマホ、sim
携帯、スマホの通話料金
教えます、
日本人会サークル
日本のテレビが見られる
書籍、中古、古書
歯科医院