タイでロングステイ 80万バーツの送金書、あるいは年金取得証明
日本の超高齢化社会にともなって、タイで定年後にロングステイする日本人も増えています。温暖な気候のため、冬の間は日本を離れてタイに来る人や、年金をもらえるまでは物価の安いタイで過ごす人、あるいはタイで働いていてそのまま定年を迎え、勝手のわかるタイでそのまま過ごす人などさまざまです。
タイで過ごすことに関してまず考えることはその生活費でしょう。食事代などは結構、安いため、住居の値段によってその費用は大きく変わってきます。例えばスクムビットで1ベッドに住みたいとなれば1ヵ月2万~3万バーツ以上はかかります。住まいを切り詰めてと、スクムビットから離れて戦勝記念塔のあたりで1ベッドの住まいを探せば1ヵ月6千~8千バーツほどの部屋があります。ここですでに6~7万円の差がつくことになります。
住まいに関してはまた次回以降に書くとして、生活費の次に考えることといえば、タイ滞在のビザの問題でしょう。旅行でタイに入国する場合は30日のビザが自動的にもらえますが、それでロングステイをすることはできない。そのほかに、ツーリストビザを他国で取ってタイに入れば2ヵ月+1ヵ月で合わせて3ヵ月の滞在ができる。しかし、3ヵ月たてばまたどこかの国に出てツーリストビザを取らなければならない。腰を落ち着けて1年ほどのプランを持って過ごしたいとなれば、50歳以上の外国人に出している年金、定年ビザの取得ということになります。
資格は①50歳以上であること ②80万バーツ以上を外国からタイに送金して、その送金書があること、あるいは80万バーツ相当以上の年金を日本でもらっている証明を持っていること。この①と②にあてはまれば、タイで1年目は1年3ヵ月のビザが出て、2年目からは1年のビザが取れます。これがいわゆるロングステイのビザ(Oビザ)ということになります。
タイ政府は、外国人に外貨を持ってきてもらいたいわけで、外国からの送金によってタイ国にお金が入ります。それをタイ政府は推奨しているわけで、ですから日本からタイに80万バーツ相当を送金する、ということで、タイにお金が入ることが重要なわけです。「タイに自分でお金を持ってきていて、すでにタイの口座にお金がある」という場合は、普通にビザ取得の窓口に行っても追い返されます。80万バーツがすでにタイにあっては、それがどこから来たのか、証明できない。外国からお金をタイに入れて、その証明がある、ということで当局はスタンプを押してくれるのです。
ロングステイのビザ等に関しては タイ自由ランド事業部 ℡081-566-9015 まで。
2011年2月20日 タイ自由ランド掲載
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