サッカー選手をコーディネートする真野さん
ここ最近、テレビや雑誌などで度々見られる、タイのプロサッカーリーグで活躍する日本人選手。また、Jリーグとタイチームが業務提携をしたりと、タイと日本のサッカーはますます交流が深くなると思われますが、そんなタイと日本のサッカーマーケットを「コーディネーター」として支えているのが真野浩一さん(28歳)。ここバンコクでコーディネート業とアパレル業の2つの事業を展開しています。
コーディネート業は2つの種類があるそうで、ひとつめは「トライアウト」のコーディネート。タイのサッカーやフットサルのプロチームに入団したい日本人のチーム選びから契約までをサポートしていきます。
特にタイのサッカーは日本人にとって挑戦しやすい環境だといいます。 ここ2~3年のタイ国内のサッカー人気の急上昇により、選手の給与も上がり、外国人選手も安定した生活ができるようになりました。また、日本人ということで、すでに技術面の評価が高いことや、試合の出場枠にアジア枠が確保されていることで有利な面も多いのだそうです。
トライアウトに挑む選手たちの目標は、単にタイの有名なチームで活躍したいというばかりではないそうで、タイでの活躍をヨーロッパへの足ががりにしたい、また、どんどん狭き門となっていく日本のJリーグに逆輸入という形で入団したいと様々。
一方で、タイ特有のトラブルも当然のように起こってきます。入団テストの日に監督が来なかった、入団できたのにビザを発行してくれなかったなど。
真野さんは、トラブルは当然のように起こると想定し、来タイ前から選手とスカイプで打ち合わせを綿密に行います。そして、選手の目標や要望をカウンセリングし、100チーム以上のプロチームから条件の合うものをピックアップをし、チーム側への交渉を始めていきます。
選手の来タイ後も、一緒に会場に向い、契約できるまですべてをフォローしていきます。すでにタイで活躍している下地奨選手(BECテロ・サーサナFC所属)や、プロフットサル選手の軽部斉広選手(元プラチンブリFC所属)にアドバイザーとして協力してもらい、合格する秘訣も教えています。 もうひとつの事業は、日本のフットサルやサッカーチームのタイ遠征をサポートする「遠征コーディネート」。
こちらは、12~22歳の日本の学生の強豪チームの利用が多く、真野さんは、タイでの宿泊先や食事の手配、また、タイチームとの試合の会場確保や時間調整まで、すべてを行っています。
最初は勝気で来るという日本のチームですが、例えば、ボールだったり、グラウンドの芝の具合、気候とすべてがアウェーの環境で、ほとんどがタイチームに負けてしまい、悔しい思いで帰っていくといいます。そんな、厳しい環境を体験できるのも、海外遠征の醍醐味。さらに、食事もタイのローカルに近いものを提供したりと、とにかく海外遠征ならではの体験をしてもらおうと環境づくりにも気を配っています。
一方のアパレル業ですが、メンズのカジュアル服と周辺アイテムを販売する「ララクラシコ」がターミナル21のロンドンフロアにあります。
暑いタイでもおしゃれに快適に過ごせるようにと、通気性のよいショートパンツや袖が5分丈、7分丈のシャツなどのオリジナル商品を揃えています。また、タイ人の若手デザイナーの商品も取り扱っていて、セレクトショップとして店舗を出しています。 トライアウトでアドバイザーを務める下地選手は、とても雰囲気のある選手だとのことで、モデルも務めてもらい、テレビのインタビュー時などで衣装提供もしているそうです。
真野さんはもともと、服が好きでしたが、来タイ当時は自分が着たいと思うような服がタイではみつかりませんでした。「ここ1~2年でメンズ服の種類はどんどん増えているし、自分の店舗も満足いく流れができてきた。服のビジネスの役割は十分果たせたのではないか」といいます。
このように現在はアパレルとコーディネーターという、2つの事業を営んでいる真野さんですが、きっかけとなるタイとの出会いは大学3年生の夏休みのとき。
なんと、タイで交通事故に遭ってしまい、病院に運ばれ入院。足が動かなくなるというひどいものでしたが、入院期間中、タイ人やタイに触れることができて、ここに住みたいと思うようになりました。
当時、日本では、学生をしながらフットサルの選手をしていた真野さんは、帰国後、タイでちょうどその年にプロフットサルリーグが始まることを知ります。しかし、当時はプロ選手といえども、給与は低く、どうすればタイで生活ができるか考えながら過ごしたそうです。 大学卒業後の2008年、念願の来タイ。そして、フットサルと服のサイドビジネスの2本柱で生活を始めました。その後、ルンピニナイトバザールで共同経営しないかと声がかかり、アパレル業へとシフトしていきます。そして、昨年、今度は縁あって、コーディネーターの仕事を始めました。
このように、自身も選手としての経験があることや、ビジネスを通してタイを熟知していることから、コーディネート業でも細かなケアができるのが強み。通常のコーディネーターは、選手とチーム側の入団テストの手配をして終わりということも多いのだそう。
今後はタイだけでなく、マレーシア、ラオス、香港とアジア全体で活躍する日本人選手がさらに増えていきそうですが、コーディネーターや指導者はまだまだ少ない状況。 次は、アジア全体に目をむけて、サッカーやフットサルマーケットの流れをよくしていきたい、アジアで活躍する日本人を応援していきたいと目標を語る真野さん。 「ララクラシコ」ターミナル21はロンドンフロアーにあります。
2013年8月20日 タイ自由ランド掲載
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