オリジナル・ブランドを確立 チャトチャクが一番の繁盛店
やはり出店するなら「チャトチャク」と思い毎週、通って空き店舗がないか探していた。しかしなかなか空きはなく、3ヵ月通い詰めた。
そのうち、いろいろな店の店主らが情報をくれるようになる。間一髪で逃した物件もあり、それでも根気よく探していると知り合いの店主から「テナントを探している店がある」と電話があり、すぐにかけつけ、貸したいというオーナーと会って5分で即決した。4m×4mのせまいスペースだが、家賃は10万バーツで、そんな高い家賃で本当にやっていけるのかと不安にも思ったが、多少なりとも自信はあったので「やってみるしかない」と自分で自分の背中を押した。
そして、店をオープンしてみると、一般の客や買い付けに来る人などがドッと押し寄せ、不安はすぐに吹き飛び、タイで今まで持った店の中では一番の繁盛店となった。
大上さん(32歳)は、1年ちょっと前のことを思い起こしている。2010年の3月にサイアム・スクエアで衣類の店をオープンした。その前にバイヨク2の4階で店を持っていて、サイアムで店を出している人も買い付けに来ていた。タイ人の芸能人も来る。それならサイアムで店を開こうと、知り合いのタイ人の店舗を間借りし、そこに商品を置いた。そのあとすぐに赤服の暴動が起き、店を閉めざるを得なくなる。近くの映画館は放火に遭い、同じく自分の店も放火や略奪に遭い、2ヵ月で間借りをやめたが、残ったのは70万バーツの赤字だけだった。
以前は日本からの発注に合わせてOEMで衣類をつくっていたが、徐々に自分のオリジナルのファッション・アイテムをつくるようになり、自分のブランド「TRAPS」を確立していった。
現在、タイに来て9年になるが、タイ人スタッフの扱いは結構、難しい。自分の服が売れるようになると、たよりにしていたスタッフが辞めていく。そして、同じような方法で同じような服をつくる。しかし、似ているものはつくれるが本物ではない。だから、そういうことに対しては、起こりうると想定しながら人を扱うしかない。
今、思うと、やはり立地は一番重要だったかも知れない。バイヨク2の4階、そしてサイアム、さらに今はなきナイトバザールにも出店した。そしてチャトチャク。こうして見ると徐々に立地のよい場所に出店できたことがわかる。3年前のナイトバザールでは、まず1店舗出し、出せば出すほど売り上げが上がることを実感して結局、3店舗を同時に開いていた。このナイトバザールの中でも通りによって売り上げが大きく変わり、場所の重要性を改めて認識した。ここには海外からのバイヤーなどもやって来て、その中ではスペイン人のバイヤーとの相性がよかった。きっと自分のつくった服がスペイン人の好みに合うのだろう。彼らの気質も気に入っており、できればスペインにも拠点を置き、ヨーロッパでの展開をしたいと夢を描いている。
タイでは自分が欲しい服がなかった、というのが自分で服をつくるきっかけではあったが、今は自分のブランドをつくり、それを売っているが、「タイでメンズのファッション雑誌をつくりたい」という構想も具体化してきている。そうすればそこで自分のブランドもアピールできるし、あまり男性向けファッション誌がない現在、きっとタイ人男性への需要はあると思う。それほど肩肘張るものではなく年に4回ほど出せればよい。協力してくれるタイ人と具体的な作業を話し合っている段階で、微力ながらファッション文化の発展に貢献できればと、自分でも楽しみにしている。
チャトチャク店はセクション26の角から4軒目。地下鉄カムペンペット駅からが便利。
2011年7月5日 タイ自由ランド掲載
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